悪質なクレジットカード現金化サイトを見抜く方法!詐欺の手口と対策

悪質なクレジットカード現金化サイトを見抜く方法!詐欺の手口と対策

クレジットカード現金化は、現金化業者が指定した商品を購入し、その商品を現金化業者に買い戻してもらうことで、本来では現金化できないショッピング枠をキャッシュバックできる仕組みです。

カードで購入した商品の代金と、商品を買い戻してもらう差額が、手数料として現金化業者の利益になり、残りの代金は、現金として消費者に還元される、両者にとって利益のあるビジネスです。

しかし、カード現金化業者の中には、消費者の心理的な弱みにつけこんだ、悪質な詐欺を行う危険な業者も、残念ながら存在します。
そこで、カードの現金化を申し込む前に覚えておきたい、代表的な詐欺の手口と、悪徳現金化業者を見分けるためのチェックポイントをご紹介します。

目次

商品を購入したのに、現金が振り込まれない!

商品を購入したのに、現金が振り込まれない!
お金が振り込まれない

急いで現金がほしい時に、『最短○分で振り込み可能』といったキャッチコピーに惹かれて申し込みはしたものの、指定した銀行口座にはいつまでたっても振り込まれた形跡は無し。確認の電話も繋がらず、ようやく詐欺にあったことに気がつく。

クレジットカード現金化に関する詐欺で、代表的な例としてまず挙げられるのが、カードで指定した商品を買物したあとで現金が振り込まれず、購入代金だけ騙し取られるトラブルです。

クレジットカード現金化を行う優良業者は、カードの持ち主になりすました他人による申し込みで、消費者が損害を受けるようなトラブルを避けるために、オペレーターの電話確認や、個人情報の入力などで、本人による申し込みか確認を行っています。

スピード重視の振り込みを謳い文句に、オンライン上でクレジットカードの情報と振込先の口座を入力するだけで手続きがすべて完了するような場合は、悪質な業者である可能性があります。

こうした悪質業者を見分けるためにも、現金化を申し込む前には、サイト上に電話連絡先や、運営者情報、個人情報の取り扱いなど、信用できる情報がしっかり記載されているか、入念にチェックしておきましょう。

最初の説明とは違う金額が振り込まれる

最初の説明とは違う金額が振り込まれる
説明とは違う金額が振り込まれる

ある男性はホームページで「換金率90%」と書かれた業者に申し込みをしました。10万円のパソコンを購入するプランがあったため、本来受け取る額は9万円になるはずでした。しかし、電話で相手にそう確認しても「えぇ、まぁ」という曖昧な返事です。男性は不審に思いながらも申し込みました。

しかし、口座を確認するとたったの6万しか振り込まれていません。これでは換金率60%、とんでもなく暴利な金利になってしまいました。慌てて業者に電話しても、「換金率90%の9万円から手数料を引いてそうなった」という説明が返ってくる始末。

本来現金化にはそのような料金は発生しないものです。結果として差分の3万円を騙し取られてしまうことになりました。

ありもしないキャンセル料を請求される

ありもしないキャンセル料を請求される

ある女性は「換金率95%」という文句につられて現金化業者サイトの応募フォームから申し込みをします。しかし、実際に電話をすると相手の男性から「実は80%しか振り込めない」という返答が。
「それなら止める」というと急に相手の態度が変わり、「キャンセル料として3万円を支払え」と言われました。まだ正式に手続きもしていないのにとんでもない話です。女性もそう思い断ろうとしました。

しかし、男性は「個人情報は全て把握している」と言われ、女性の氏名や住所、電話番号を次々と読み上げていきます。それは全部、応募フォームに自分で記載してしまったものでした。

電話をかけられたり自宅に押しかけられたりすることを想像すると恐くなり、結局キャンセル料である3万円を振り込むことに。もちろん現金化はまったくできませんでした。

実店舗では脅迫まがいの手口に出ることも

実店舗では脅迫まがいの手口に出ることも
脅迫まがいの手口

ある業者を利用しようとした男性は、会社の上司からの飲み会に断りきれず、どうにかしてすぐにお金を工面しなければなりませんでした。そこで見つけたものが駅前にある現金化業者です。

とくに警戒もせず店舗に入り、女性スタッフの説明を訳もわからないまま聞き続けるだけ。指示されるがままにクレジットカードを差し出してしまいます。「振り込みは明日以降になります」と言われて、ようやく「ちょっと待ってください」と言うことができました。

女性は「もう手続きをしてしまいましたので」と言って聞きません。さらに詳しく説明を聞くと、明日15万円のお金が銀行に振り込まれるが、来月に20万円の請求が来るとのこと。今すぐお金が欲しいのにそれができず、しかも5万円も損をしているなんて考えられない話でした。

しかし、押し問答をしていると店舗の奥から体格の良いスーツの男性が3人出てきて、利用者を取り囲みました。これにはさすがに恐くなり、取引を成立させるしかありませんでした。男性は、現金化を安易に利用してはならないと反省することになりました。

他の悪徳業者や闇金ともつながっていることもあります

他の悪徳業者や闇金ともつながっていることもあります
悪徳業者

自営業の男性は新しいパソコンが欲しくなり、現金化で20万円の換金を行いました。その時はとくに問題もなく取引が終わり、金額も説明を受けた通りに支払われたようです。

しかし、その日を境にケータイのアドレスに見に覚えのないダイレクトメールが届くようになります。その内容は闇金やキャバクラ、風俗などの宣伝で怪しいものでした。

購入履歴に見に覚えのない請求が来るようになります。その額は合計すると100万円を超えるもの。「まずい」と思ってすぐにカード会社に連絡して、利用を停止することになりました。それからすぐ、現金化業者を使ったことが原因だったと気づきます。

甘い話は要注意!『紹介屋詐欺』『保証金詐欺』『振り込め詐欺』

甘い話は要注意!『紹介屋詐欺』『保証金詐欺』『振り込め詐欺』
甘い話には要注意

審査の甘い業者を紹介するという名目で消費者金融や闇金へ誘導し、高額な手数料を請求する『紹介屋詐欺』。

クレジットの信用情報を変更できるような話で現金を請求する『保証金詐欺』。

また、無事にキャッシュバックが終わったあとで、その金額を指定口座に振り込めばさらにショッピング枠の増額ができるような話を持ちかける『振り込め詐欺』。

テレビやラジオのニュース、2chなどでもたびたび取り上げられる、少しでも多くの現金がほしい消費者の心理を悪用した、悪質な詐欺被害の数々。

複数の業者が結託し、いかにも審査や手続きが進んでいるように見せかけながら、いつの間にか責任の所在があやふやになり、消費者が泣き寝入りするケースも多い、巧妙な手口です。

これらの詐欺に巻き込まれないためには、”ショッピング枠現金化”以外の、甘い話を持ちかけられても決して乗らないことが大切なポイントです。

クレジットカード現金化業者の中には、大手商社が運営している優良企業も数多くあります。とはいえ、クレジット会社が直接運営しているわけでは決してありません。

いかにもクレジット会社や銀行と関連があるように見せかけて、クレジットカードの増額ができるような話や、信用情報がブラックでもお金を払えば融通が利くような話を持ちかけられる、または現金化に必要な手続きと称して、別の業者を紹介されるようなことがあれば、きっぱりと断りましょう。

クレジットカードの情報を盗みとる、超危険な悪質業者の詐欺手口

クレジットカードの情報を盗みとる、超危険な悪質業者の詐欺手口

クレジットカードは、カード番号、有効期限、セキュリティコード、そして暗証番号があれば、ほとんどの場面で利用できます。

逆に、万一これらの情報を、悪質な業者に渡してしまえば、クレジットカードを悪用される危険があるということです。

会員カードを作る時に、免許証やパスポートなどの身分証をコピーするのとは違い、クレジットカードを決済で、カードのコピーや画像が必要になる場面はありません。

そのため、クレジットカードを現金化するために、ードのコピーやスキャンした画像を郵送、またはメールで送るように求められたら、まず怪しい業者と見て間違いないと覚えておきましょう。

また、通常web上でクレジットカード情報や個人情報の入力を行う場合は、カード会社以外に大切な情報が盗み取られないように「HTTPS」という暗号化通信を利用しています。

クレジット現金化の手続きで、決済のためにカードの情報を入力する画面になったら、URLを確認しておきましょう。

もし、このときURLの冒頭が「https:」ではなく「http:」で始まっていたら、クレジットカードの情報が暗号化されずに、盗み取られてしまう可能性があります。

このようなサイトでは大切なカード番号や暗証番号を、決して入力しないように注意しましょう。

詐欺に引っかからないためにも現金化優良店を探すことが大切

詐欺に引っかからないためにも現金化優良店を探すことが大切

上記のケースはほんの一例で、悪徳業者は他にもさまざまな方法で利用者を罠に陥れます。それらの手口に引っかからないためにも、誠実な取引をしてくれる場所を探すようにしましょう。

詐欺

どうしてもお得にしようと換金率に目が行きがちですが、それはオススメできません。もちろんパーセンテージが高い方が良いことは明確ですが、それだけにとらわれると詐欺にあうリスクが一気に高くなります。

それに、安くお金を工面したいのなら消費者金融を使ったり不用品をオークションで売却したりするなど、たいていの場合他にもっと良い方法があるはずです。

その指標としてもっとも役立つものが会社の歴史です。サービスが何かと不親切な業者はユーザーからの指示を得られずすぐに潰れてしまいます。また、詐欺を行うところは何度も社名を変えることが多いため、やはり創業年が浅くなりがちです。

利用者に長く利用されてきたところこそ、もっとも信頼できる業者であると判断できるでしょう。それでも不安なら、口コミやレビューをまとめたサイトを見て吟味するようにしましょう。歴史が深く、評判も良いところなら安心安全に取引ができるはずです。

クレジットカードの現金化は審査を必要とせず、簡単にすぐお金を工面できるとても便利な方法です。しかし、それにつけ込んで詐欺をはたらく悪徳業者も少なくありません。それらを避けるためには、適切な優良店を選び、怪しいと思ったらすぐに取引を中断することが必要です。安心安全な対応方法を身につけ、適切な現金化を行っていきましょう。

危険な悪徳業者を見抜く方法

危険な悪徳業者を見抜く方法

悪徳業者を避けて安全にクレジットカード現金化をするためには、会社のホームページをよく確認する必要があります。情報の記載が曖昧なサイトはリスクが高いため注意しましょう。

クレジットカード現金化のリスク

すぐにお金が得られることで便利なクレジットカード現金化ですが、悪徳業者も少なくありません。それらを見分けるポイントは、その会社のホームページにあります。

4つのポイントに従い業者サイトの記載をチェックしましょう

4つのポイントに従い業者サイトの記載をチェックしましょう

1)還元率

高ければ高いほどお得に換金できるようになる数値ですが、これが高すぎる場合はかえって危険です。現金化業者はユーザーからお金を得ることで成り立っており、またクレジットカードの決算手数料を負担しています。そのため、90%後半から100%をうたう場所は警戒する必要があるでしょう。

2)案内の記載内容

チラシやホームページに書かれた、お金に関する情報をよく確認しましょう。これが詳細でない業者は注意が必要です。例えば、還元率の高さをうたっておきながら、手数料や送料で大きく差し引くということは悪徳業者のよくある手口です。

3)会社情報

これはサイトに必ず記載しなければならないもの、それがない業者は非常に危険です。社名、代表者名は欠かさずチェックしましょう。また、中には架空の内容が書かれていることもあります。例えば住所については、Googleのストリートビューを使って実在しているかを調べることも重要になるでしょう。

業者の実績は信頼度をそのまま表しています。歴史が深いところは、それだけ多くのユーザーが利用してきたということになるでしょう。

4)ホームページの作り

あちこちに誤字や脱字がある、レイアウトが汚いなどの場合はサイト作成にほとんど予算をかけていないことになります。このような業者は業績が芳しくない、すぐに閉鎖させることを見越しているため、利用しない方が良いでしょう。同じ理由でパソコン、スマホサイトのどちらか片方しか存在しない場合も注意しましょう。

悪徳業者のホームページは何かと記載が曖昧な部分が多く、そこが見分けるポイントにもなります。口コミやレビューを参考にすることと同時に、自分の目でもよく確かめるようにしましょう。

以上、マジ危険!悪徳現金化業者の罠や詐欺手口と危険な悪徳業者を見抜く方法まとめ…でした。

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この記事を書いた人

編集者のミオです。金融業界で10年以上の経験を持ち、カード現金化の裏側を知り尽くす。カード現金化のメリット・デメリット、注意点、業者の選び方など、カード現金化に関する最新情報をわかりやすく解説しています。読者が安心してカード現金化を利用できるよう、正しい情報を提供することを心がけている。

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